AdBlueって何？【読み方】
今回は、AdBlueについて調べてみました。
AdBlueって何？【読み方】
AdBlueと書き、「アドブルー」と読みます。
AdBlue®はドイツ自動車工業会（VDA）の登録商標になります。
アドブルーとは？
尿素水になります。
無色透明な水溶液になります。
AdBlue®の主成分は尿素。純水に高純度の工業用尿素を溶かして製造する無色・透明の尿素水溶液です。ディーゼル車に取り付けられた触媒内部にて排出ガスに対して噴霧され、大気汚染の原因とされている窒素酸化物を窒素と水に分解します。尿素水は無色、無害の液体で化粧品、医薬品や肥料などにも使われています。AdBlue®は、無害で安全な製品のため、取扱いに特別な資格も必要ありません。
（参考文献 日本液炭HPより）
アドブルーの使い道は？
アドブルーの使い道は「排ガスの浄化」になります。
ディーゼルエンジンの排ガス処理に使用されます。
排ガス処理に必要なものが、尿素水（アドブルー）になります。
尿素を使った排ガス処理は尿素SCRシステムとも呼ばれています。
ディーゼルエンジンの高温で高い燃焼効率を求めるとPMを低減できる一方で、空気中の窒素が酸化してNOxが生成されます。尿素SCRシステムは、増加するNOxに対してマフラー内で尿素を噴射することでNOxを窒素と水に分解でき、ディーゼル車のクリーン性能と燃焼効率向上の両立に成功しました。世界で最も厳しい基準をもつ、わが国の新長期規制はもちろん、予定されているポスト長期規制も見据えた次世代のシステムです。
（参考文献 日本液炭HPより）
ディーゼルエンジンの排ガスが酸化触媒で処理され、
尿素水を噴霧し触媒で排ガスを処理します。
新しいディーゼルエンジンの構成になります。
尿素水がないとディーゼルエンジンの排ガスが処理できず、
公害の原因にもなります。
また、
最近のディーゼル車は排ガス浄化に力を入れているため、
尿素水タンクが設置されています。（尿素SCRシステム）
アドブルーが不足するとどうなるのか？
アドブルーが不足すると、ディーゼルエンジンがかからなくなります。
また、他の液体を補充するとエンジンの故障（尿素SCRシステム故障）につながる可能性があります。十分注意しましょう。
アドブルーの消費量、補充距離は？
アドブルーは1000kmにつき1リットル消費するようです。
尿素水(AdBlue®）の消費量はお客様の走行状況にもよりますが、おおよそ1000km毎に１L程度です。 尿素水タンクの容量は約16L ですので、おおよそ1～1.5万ｋｍごとの補給を想定しています。 点検やオイル交換など、ご入庫いただいた際の補給をお勧めします。
三菱自動車HPより。
タンクの容量は各自動車により異なるので、必ず説明書を確認しましょう。
韓国では尿素水不足が問題に
韓国では尿素水不足が問題になっています。
原料生産国である中国が輸出の検査を強化したため、
韓国内で尿素水不足となりました。
物流を担うトラックが走行できなくなり、物流が滞っています。
韓国で排ガスの浄化に必要な尿素水が不足 物流への影響懸念 | 環境 | NHKニュース
AdBlueまとめ
・AdBlue「アドブルー」と読みます。
・尿素の水溶液になります。
・ドイツ自動車工業会（VDA）の登録商標になります。
・ディーゼルエンジンの排ガス処理に必要な液体です。
アドブルーについてまとめてみました。
なくなると、大変です～！
おしまい。
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