
異世界転生したら1996年の男子高校生だった? つむらじゃないんですが? 第18話
ライトノベル(小説モノ)を書きたくなったので書いてみました。
目次
昨日の残り香、今朝の期待
昨夜は放送部のトラブルや、暗い帰り道のせいで、ひどく長く感じた夜だった。
だけど、目が覚めて最初に頭に浮かんだのは、やっぱりあの「貸したままの体操服」のことだった。
いつもの通学路。いつもの電車。向かい側には、他校の女子生徒。
自転車ののむらくんが「おはよ!」と追い越していく。
校門をくぐり、教室に着くと、やっぱり一番乗りののむらくんがいて、続いて入ってきたホソヤさんと「おはようございます」「おはよ」と、判で押したような挨拶を交わす。
日常は、何事もなかったかのように繰り返されている。
……彼女が来るまでは。
返却と沈黙
「つむらくん、おはよ」
いつもより少しだけ早く、モリモトさんが登校してきた。
彼女は自分の席にカバンを置くと、すぐに紙袋を一つ手に取って、僕の机まで歩み寄ってきた。
「はい、これ。昨日の体操服。……ちゃんと洗ってきたからね」
紙袋から覗くのは、綺麗に畳まれた僕の体操服。
その瞬間、教室の空気がわずかに「ピクッ」と動いた気がした。
なかやまくんがこっちをチラッと見た。
てらしたくんも、教科書をめくる手が止まっている。
クラスメイトたちはみんな、自分の作業に没頭しているフリをしているけれど、絶対に見てる。
昨日の「ピチピチ事件」を知っている男子たちが、この「返却シーン」を見逃すはずがないんだ。
「……あ、そ。うん。。別に急がなくてもよかったのに。」
僕は心臓の鼓動を悟られないよう、できるだけ低いトーンで、そっけなく答えた。
本当は、昨日の彼女の温もりや匂いがどうなったのか、すぐにでも袋の中を確かめたい。
だけど、周りの「気づかないふり」をしている視線が痛くて、僕はぶっきらぼうにそれを受け取り、カバンの中に突っ込んだ。
隠された温度
「じゃ、また何かあったらよろしくね!」
モリモトさんは屈託のない笑顔を見せて、自分の席へ戻っていった。
彼女が去った後、なかやまくんがニヤニヤしながらこっちを見ようとしたけれど、僕はそれを無視して、ノートを開くフリをした。
カバンの中に押し込まれた体操服。
袋越しでも、洗剤の清潔な香りが漂ってくる感覚。
昨日、彼女の肌に密着し、僕の名前である森本を歪ませていたあの布が、彼女の家の柔軟剤の香りを纏って戻ってきた。
そっけなく受け取った右手のひらが、なぜかいつまでも熱かった。







ちょっと小説書いてみました。全部フィクションです!!

つむらさん、ちゃんと続き書いてくださいよ~!!
つづく。(たぶん)
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感想を個人的にまとめた日記・小説になります。物語はフィクションです。
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