
異世界転生したら1996年の男子高校生だった?ーつむらじゃないんですが?19ー【小説ライトノベル】
ライトノベル(小説モノ)を書きたくなったので書いてみました。
目次
緑黄色野菜とダンスの狂乱
朝、体操服が帰ってきた。
夕方、授業の終わりを告げるチャイムは、同時に体育祭練習のゴングでもあった。
今年の僕たちのクラスは、隣のクラスと合同で「緑グループ」に割り当てられた。赤、青、緑、黄。並んだ色分けを見て、誰かが「緑黄色野菜かよ」と零したのが、妙に耳に残っている。
「一年生! もっと腰落として! 声出てないよ!」
三年生の先輩たちが音頭を取り、応援ダンスの練習が始まる。
一年生は基本、後ろで応援に回るか、希望者がダンスチームに入る。僕は当然、放送部の仕事があるから応援の端っこで機材を眺めていた。
グラウンドには、色とりどりのハチマキを巻いた生徒たちが溢れ、熱狂的なダンスのステップが土煙を上げている。

孤高の部長、二百人を敵に回す
放課後、事態は最悪の形で再燃した。
またしても、僕たちのグループのリーダーである三年生と、放送部長が真っ向から衝突したのだ。
「だから! スピーカーの音が割れててリズムが取れないんだよ! ちゃんと仕事しろよ!」
ダンスリーダーの先輩が、二百人以上の緑グループのメンバーを背負って放送ブースに詰め寄る。その背後には、不満げな顔をした大勢の生徒たちが控えていた。
対する放送部長は、たった一人でその圧力を受け止めながら、マイクを握りしめて言い返した。
「機材の限界です! もともとの音源が割れているのに、音量だけ上げろなんて無理な注文はやめてください!」
また始まった。
カワニシさんは機材の影で顔を青くして立ち尽くしてる。
抱きつき魔の先輩が先生を呼んできた。
いろいろと?行動が早い。
そして先生たちが慌てて割って入る。
「まあまあ、音源を少し調整しよう」
先生たちの介入で、その場はなんとか収まったが、空気は最悪だった。
放送部の矜持と影
二百人以上の集団を相手に、一歩も引かずに正論を叩きつけた部長。
その姿はある種、英雄的ですらあったけれど、同時に放送部という組織の「孤立」を浮き彫りにしていた。
「……もりもとくん、ごめんね。またこんな空気になっちゃって」
片付けをしながら、カワニシさんが申し訳なさそうに呟く。
僕はううん?大丈夫。と首を振って、重たいコードを巻き取った。
多勢に無勢。正論が必ずしも歓迎されないのが、学校という場所だ。
グラウンドでは、にしもとくんがダンスチームの中心で楽しそうに笑っている。
その光景を遠くに眺めながら、僕はカバンの中にある、返ってきたばかりの体操服の感触を確かめた。
この騒がしくて理不尽な練習が終われば、あのお日様の匂いがする日常に帰れる。
二百人の怒号よりも、僕にはその確かな感触の方が、ずっと現実味があるように感じられた。








ちょっと小説書いてみました。全部フィクションです!!

つむらさん、ちゃんと続き書いてくださいよ~!!
つづく。(たぶん)
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