つむらの自腹です

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異世界転生したら1996年の男子高校生だった?21話【祭りのあとの西日と、機材の重み】

異世界転生したら1996年の男子高校生だったーつむらじゃないんですが?21ー【小説ライトノベル】

 

ライトノベル(小説モノ)を書きたくなったので書いてみました。

 

 

目次

 

 

 

つむらじゃないんですが?1【小説】 - つむらの自腹です

 

 

 

 

 

 


​運動会。それは、ある者にとっては青春の輝きであり、ある者にとってはただの苦行、そしてまたある者にとっては……。

 

​喧騒のあとさき

 

​運動会の練習もそこそこ順調に進み、機材や音源の調整も、部長の厳しいチェックを経て万全の状態で本番を迎えた。


クラスメイトたちも、最初はぎこちなかったダンスや応援合戦を、本番では驚くほどそつなくこなしていた。
​リレーは地鳴りのような歓声に包まれ、騎馬戦では砂埃が舞う。
特に部活対抗リレーは圧巻だった。サッカー部、野球部、陸上部が意地をぶつけ合うデッドヒート。


実況ブースからその様子を眺めていた僕は、まるで別世界の物語を見ているような、どこかふわふわとした感覚の中にいた。


​結局、優勝をさらっていったのは赤チーム。
僕たちの緑チームは3位という、なんともコメントしづらい結果に終わった。


放送部の部長は2位のチームで悔しそうにしていたが、なぜか「抱きつき魔」の先輩が所属するチームが1位に輝いていた。


​カラーチーム制というのは不思議なものだ。
普段の「何年何組」という枠組みが溶け出し、誰が味方で誰が敵なのか、自分の立ち位置すら曖昧になる。


それはまるで、熱気を含んだ濃い霧の中に迷い込んだような、不思議な高揚感と孤独が混ざった一日だった。

 

放送室の静寂

​夕方。祭りのあとのグラウンドには、オレンジ色の西日が長く伸びていた。
授業はなく、終わりの会を終えた後、僕たちには「機材撤去」という最後の大仕事が待っていた。


​部長、抱きつき魔先輩、1つ上の女子先輩2人、そしてカワニシさんと僕。
重たいスピーカーや、配線だらけの放送機器を担ぎ、1時間ほどかけてようやく放送室にすべてを運び込んだ。
​「よし、今日の活動はここまで。みんなお疲れ様」
​顧問の先生の言葉を聞き、ようやく肩の荷が下りる。


狭い放送室の中で、部長と抱きつき魔先輩が「あんたのチーム、棚ぼたじゃない!」「実力よ、実力!」と、いつものようにじゃれ合っている。


その賑やかな声をBGMに帰り支度をしていると、不意に、放送室のドアを控えめにノックする音が響いた。

 

陽キャたちのイベント


​「……失礼します。カワニシ、終わった?」
​そこに立っていたのは、にしもとくんだった。

​砂埃と汗の匂いが染み付いた放送室に、にしもとくんの爽やかな声は、少しだけ不釣り合いに響いた。


「あ、うん! 今ちょうど終わったところ」
​カワニシさんの顔が、パッと明るくなる。
二人は申し訳なさそうに僕たちに会釈をすると、並んで廊下の向こうへと消えていった。


​へぇ、今日も一緒に帰るんだ。
​普通の生徒にとって、運動会はただの学校行事だ。
放送部員にとっては、音を出し、時間を管理する「業務」でしかない。
けれど、一部の陽キャラたちにとって、このイベントは巧妙に仕組まれた「恋愛フラグ」回収の時間だったらしい。
​二人を見送り、静かになった廊下。

 

今日、僕たちの緑チームを応援してくれていた人は、果たして誰かいたんだろうか。

誰もいないグラウンドに向かって声を張り上げた僕たちの活動を、ちゃんと見ていた人なんて――。
​熱気が去った後のグラウンドは、驚くほどひっそりとしていた。

 

クラスの男子と帰るカワニシさん。

男子と帰るカワニシさん。

ほんと、お嬢様!って感じのカワニシさん。カワニシお嬢様。

 

 

 

🌅 第21話:オレンジ色の西日と、届かなかった声 🌅
助手
つむらさん……運動会、お疲れ様でした!リレーの熱狂の裏側で、放送部が黙々と機材を運ぶ姿……。これぞ「縁の下の力持ち」ですけど、ラストのにしもとくんの登場で全部持っていかれた感がすごいですね。
森本
あはは、まさに「業務」と「青春」の残酷な差ですよ。僕らが砂埃の中でスピーカーを担いでいる間に、彼らは着実に「フラグ」を回収していた。あの爽やかな声、放送室の空気には少し眩しすぎました。
助手
「誰が味方で誰が敵か曖昧になる」という描写が素敵でした。でも、そんな熱狂が終わった後の静かなグラウンドで、自分のチームを応援してくれた人がいたのか自問する森本くんの孤独感……。
森本
祭りのあとの西日って、どうしてあんなに突き放すような色をしてるんでしょうね。僕たちの声は空気に溶けて消えてしまったけど、それでもあの機材の重みだけは、確かに僕の肩に残っているんです。
助手
カワニシさんとにしもとくんの「並んで帰る後ろ姿」。それを見送る森本くんの視線の先にあるものが、次の展開にどう繋がるのか……目が離せません!

 

 

 

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ちょっと小説書いてみました。全部フィクションです!!

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つむらさん、ちゃんと続き書いてくださいよ~!!

つづく。(たぶん)

 

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感想を個人的にまとめた日記・小説になります。物語はフィクションです。

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