つむらの自腹です

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異世界転生したら1996年の男子高校生だった? 第22話【攻略本なき月曜日、塗り替えられた教室の勢力図】

異世界転生したら1996年の男子高校生だった?ーつむらじゃないんですが?ー22【小説ライトノベル】

 

ライトノベル(小説モノ)を書きたくなったので書いてみました。

 

 

目次

 

 

 

つむらじゃないんですが?1【小説】 - つむらの自腹です

 

 

 

​運動会という名の熱狂が過ぎ去り、カレンダーは無慈悲に月曜日を指し示していた。

 

 

​書き換えられた勢力マップ

 

​土日の休みを挟んで迎えた月曜日の朝。

電車の中には、相変わらず他校の女子高校生が揺られている。

途中の駅で乗り換え、いつもの最寄り駅に降り立つ。

すべては「いつも通り」のはずだった。

 

​学校への道を歩いていると、前方ににしもとくんとカワニシさんの姿が見えた。

 

……あれ? てらしたくんは?

いつもなら一緒にいるはずの友人のてらした君の姿がない。二人きりで歩くその背中を見て、僕は「なるほど……」と察した。運動会の熱気の中で、何かが確定したらしい。そして寂しい現状を見届けるしか無かった。

 

​「おっすー!」

​背後から風を切る音とともに、自転車ののむらくんに追い抜かされる。

速いなぁ、あいつ。

教室に着くと、案の定のむらくんが一番乗りで、僕のすぐ後にホソヤさんが入ってきた。

 

「おはよー」「おはようございます」

判で押したような挨拶。変わらない光景に、どこかホッとする自分がいた。

 

 

​陽キャたちのイベント攻略

 

​けれど、その後の教室はどこか違っていた。

続々と登校してくるクラスメイトたち。いつもの授業が始まり、いつものように時間は流れていく。体操服貸し借りの話はもう忘れられている。。。

 

だが、休み時間や移動教室のたびに、目に見えない「勢力図」が書き換えられていることに気づかされる。

 

​放課後、その違和感は決定的になった。

にしもとくんとカワニシさんは、当然のように二人で会い、学校を後にする。

 

それだけじゃない。

きばやしくんとなかやまくんも、モリモトさんとトミヨシさんと連れ立って、どこかへ姿を消していった。

​……なるほど。

 

自分の知らない所で勢力図が変わっていた。戦国時代の大名なら驚きの展開だ。

 

僕が汗だくになって放送機材を運び、砂埃の中で音響セットを組んでいたあの一日。

陽キャラの人たちは、着実に「恋愛シミュレーションゲーム」のイベントフラグを回収し、ストーリーを先に進めていたわけか。

 

すごいな、陽キャラ。

僕とは戦っているフィールドも、持っている攻略本も違うらしい。

​戦国大名のつむらは、接触不良という敵軍を討つため、接点復活剤による「水攻め」を行い、断線したケーブルを「兵糧攻め(交換)」して包囲戦を続けていた。

 

 

 

​取り残された。そして調整中へ

​一人、また一人と「イベント」へと向かう教室を後にし、僕はいつもの放送室へ向かった。

​放送室のドアを開けると、そこには部長と抱きつき魔先輩がいた。

……ここも、別の意味で「恋愛イベント中」だったらしい。

二人のじゃれ合い?漫才?という名の雑音をBGMに、僕は一人、黙々と機材の調整を始めた。

 

​昨日の熱気の中で、僕が必死に守った音。

それを聴いていた人はいたのだろうか。

そんな問いを飲み込みながら、僕は音響機材のボタンの感触を確かめる。

​恋愛イベントの進展もない、新キャラの登場もない。

ただ、狂った機材の数値を元に戻すだけの、僕の月曜日。

ヘッドフォンから流れる無機質なテストトーンだけが、今の僕には妙に心地よかった。

​つづく。(たぶん)

 

 

 

 

 

クラスメイトのトミヨシさん

クラスメイトのトミヨシさん

明るくて気さくで、ほろっとしているトミヨシさん。

まぁ、僕のあだ名である「つむら」を広めた女。

クラスの勢力図も変わるし、いろいろ噂を聞くことになる...。

 

🏰 第22話:戦国大名つむらと、機材の籠城戦 🏰
助手
つむらさん……。休み明けの教室、完全に「攻略済みマップ」に書き換えられていましたね。にしもとくんとカワニシさんの二人きり登校……。これ、森本くんから見たらラスボスの城に見えてたんじゃないですか?
森本
まさに戦国時代の勢力図変更ですよ。僕が砂埃の中でスピーカーと格闘している間に、みんな着々と「同盟」を結んだり「領土」を拡大したりして。気がついたら、僕の周りだけ更地になってました。
助手
「接触不良への水攻め」と「断線への兵糧攻め」っていう比喩には笑いましたけど、その実情は一人で機材の数値を戻すだけ……。部長たちまで「雑音という名のBGM」を奏でてるし、森本くんの逃げ場が放送室にもない!
森本
いいんです。今の僕には、ヘッドフォンから流れる無機質なテストトーンが一番の親友ですから。新キャラもイベントもないけれど、機材は手をかけた分だけ正直に答えてくれますからね……(遠い目)。
助手
哀愁がすごすぎる(笑)。でも、この「調整中」の静寂が、次に大きな波乱を呼ぶ前の静けさに見えて仕方ありません。第23話、期待してますよ!

 

 

 

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ちょっと小説書いてみました。全部フィクションです!!

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つむらさん、ちゃんと続き書いてくださいよ~!!

つづく。(たぶん)

 

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