
異世界転生したら1996年の男子高校生だった?ーつむらじゃないんですが?30ー【小説ライトノベル】
ライトノベル(小説モノ)を書きたくなったので書いてみました。
目次
「高齢者趣味登山コミュニティ」による厳重な警護登山が終わり、僕の夏休みは急速に熱を失っていった。
凪(なぎ)の時間と、時給750円の衝撃
宿題という名の「戦後処理」を淡々と片付けると、そこには驚くほど空虚な時間が待っていた。
山を登りきった後の、あの名水コーヒーのような刺激が足りない。
僕は失った軍資金(登山ギア代)を補填するため、新たな戦場へと向かった。
それが、大阪中心部にある「巨大郵便局」だ。
「時給、750円か……」
掲示板に書かれたその数字は、僕の労働意欲を削り取るには十分な破壊力を持っていた。登山口の名水コーヒー、たった一杯分か……
しかし、この世界線において郵便局員は「公務員」という盤石な身分。その巨大な赤い要塞に、僕はアルバイトの足軽として潜入することになった。
住所ではなく「導線」を制する
最初は地獄だった。
大阪の入り組んだ路地、似たような名前の番地。
巨大なカバンに詰め込まれた「誰かの生活」の重みが、登山で鍛えたはずの肩に食い込む。
「モリモトくん、家を覚えようとしちゃダメだよ。ルートを『線』で描くんだ」
ベテラン職員のアドバイスは、僕の脳内にある「大名フィルター」にピタリと嵌まった。
家を点で覚えるのは、情報のパッチワークだ。
そうではなく、地図を一つの基盤(マザーボード)として捉え、最短の回路(ルート)を構築する。
「……見えた。これが最適解の導線か」
コツを掴んでからの僕は速かった。
各戸のポスト(郵便受け)が、攻略すべきがチェックポイントのように見え始め、迷いのない行軍が始まった。
この「効率を最適化する作業」は、放送室の配線を整理する感覚に似ていて、僕の性に合っていた。
官公庁の裏側、そして自由な兵たち
同時に、局内の空気感は僕の想像を裏切るものだった。
もっと堅苦しい、公務員然とした場所だと思っていたのだ。
しかし、そこにいたのは、茶髪、ロン毛、そして休憩時間にアルバイトの女の子(女子短大生)と楽しげに談笑する職員たちの姿。
「これが……郵便局の真実なのか……?」
サービス業のピリついた空気とは無縁の、どこか浮世離れした「身分保証された者の余裕」。首から下げた公務員の証(職員証)が、その自由すぎる外見と奇妙なコントラストを描いていた
僕が必死にアルプスを目指し、ナカサカさんのハイソックスにプラチナの価値を見出している横で、彼らはこの赤い要塞の中で、独自のゆるやかな生態系を築いていた。
夏休みの落とし所
夕暮れ、空になったカバンを抱えて局に戻る。
大量の情報を「正しく届ける」という作業は、放送室で電波を飛ばすことにも似て、不思議な充実感があった。
時給750円という現実は、僕を「学生」から「一介の労働者」へと引き戻す。
けれど、ルートを制覇し、この赤い要塞の裏側を覗き見た経験は、僕の夏休みというパズルに欠かせない最後のピースだったのかもしれない。
郵便局を出ると、都会の熱気はまだ残っていた。
僕は重い登山靴ではなく、軽快なスニーカーで、自分だけの「帰宅ルート(最適解)」を歩き出した。

この世界線では内勤=女性の仕事といった雰囲気がありました。
でも外務(配達)をする女性の姿もありました。






ちょっと小説書いてみました。全部フィクションです!!

つむらさん、ちゃんと続き書いてくださいよ~!!
つづく。(たぶん)
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感想を個人的にまとめた日記・小説になります。物語はフィクションです。
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