つむらの自腹です

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異世界転生したら1996年の男子高校生だった34話​【ダブル・モリモトの衝突判定! 魔女ホソヤさんの「要は戦争放棄ね!」】

つむらじゃないんですが?34【小説ライトノベル】

 

ライトノベル(小説モノ)を書きたくなったので書いてみました。

 

 

目次

 

​テスト返却。それは、名前というアイデンティティを巡る、終わりのない戦場だった。

 

​ダブル・モリモト、視線の交差

​「次、モリモト――!」

​先生の無慈悲な呼び捨てが教室に響く。

その瞬間、僕ともう一人のモリモトさん(女子)が、条件反射で同時に起立した。

 

「どっちのモリモト?」

 

お互いに無言で見つめ合う。

一学期から数え切れないほど繰り返されてきた、不毛なシステムエラーだ。

 

​「お前ら、またやってんのかよ! 何やってんねん!」笑

​クラスメイトからの野次が飛ぶ。

 

いや、先生が「くん」か「さん」を付ければ済む話なのだ。

あるいは、僕を「つむら」と呼べば、この重複(バグ)は一瞬で解消されるのだが……あいにく先生は、僕のあだ名が「つむら」であることをまだ認識していないらしい。

​ふと思う。この、名前の呼び間違いから始まる生々しい日常の断片こそ、文化祭で演じるべき劇なのではないか。

まあ、そんな「リアル」を切り取ったとんでもない作品が世に出るのは、2年後の話なのだが…。

 

 

​棒立ちの魔女、スポットライト

​放課後、演劇練習という名の苦行が始まった。

​さすがは演劇部所属のノムラくん。オオカミ役としての立ち振る舞いは完璧で、プロの風格すら漂っている。

 

ヒロインのトミヨシさんも、クラスでのかわいい系ポテンシャルを「赤ずきん」に全振りしており、実にいい感じだ。

 

ヒロインのトミヨシ赤ずきんちゃん

ヒロインのトミヨシ赤ずきんちゃん

 

 

 

​対して、僕たち魔女グループはどうだ。

放送部兼登山部の僕は、感情を殺した棒読みと、山頂で風に耐えるような棒立ち。

隣のホソヤさんも似たようなものだが、彼女の場合は「ルーズソックスを履いた魔女」というビジュアルだけで、すでに完成されていた。

​「もう、ホソヤさんだけにスポットライト浴びせて、そのまま幕を下ろせばいいんじゃないかな……」

​自暴自棄な提案が口を突きそうになる。

 

 

​三太郎と赤い台本

​それにしても、このストーリーは一体何なんだ。

赤ずきんを襲うオオカミを、桃太郎や金太郎、浦島太郎たちが囲み、シンデレラ(モリモトさん)まで加勢する。

そして最後は、僕たち魔女のよく分からない「対話」によって、すべてが平和的に解決される。

 

​暴力による解決を否定し、すべての境界を超えて連帯する……。

 

これ、絶対にあの「真っ赤な現代社会の先生」が、組合のポスターの裏で監修したストーリーだろう。

思想が左に寄りすぎていて、舞台が真っ赤に燃え上がりそうだ。

 

​「……っていうか、これ、やっぱり某携帯電話会社のCMだよな?」

​僕の呟きは、ノムラくんの気迫に満ちた遠吠えによって、虚空へと消えていった。

 

結局、魔女グループが国際紛争を解決する手段としては……

(無駄に良い滑舌で)「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」

 

難しい条文を読み上げる僕の横で、ホソヤさんはマニキュアを塗るような気軽さで言った。

「要は戦争放棄ね!」

……平和の象徴というより、ただ面倒くさいだけに見えるのは僕の気のせいだろうか。

そうそう、戦争はだめだよねーと、あいづち打って平和的に終わる...。

平和の象徴ホソヤさんになるのであった...

 

憲法9条で解決する結末に対し、にしもとくん(桃太郎)たちが「……これでいいのか?」と困惑しつつも、先生の顔色を伺って拍手し、幕を下ろす。こんな「大人の事情」を感じさせる演劇が完成した…

 

要は戦争放棄ね!魔女ホソヤさん

要は戦争放棄ね!魔女ホソヤさん

魔女ホソヤさんの「要は戦争放棄ね!」というセリフ、軽くて重い。、、

 

📢 第34話:ダブル起立事件と、魔女たちの平和憲法 📢
助手
テスト返却での「どっちのモリモト?」再発、もはや伝統芸能ですね(笑)。クラスメイトの「何やってんねん!」が温かくすら感じますよ。
森本
温かくないですよ。あれはシステムの不具合(バグ)なんです。先生が僕の名前を「つむら」と正しく読み込めば解決するのに、頑なに「モリモト」と呼ぶから衝突判定が起きる。2年後くらいに、この生々しい日常を脚本にする天才が現れるのを待つしかありません。
助手
そして演劇の配役!auのCMみたいなメンツを、魔女コンビが「憲法9条」で制圧するって……あの現社の先生、どんだけ台本に介入したんですか!?
森本
「武力による威嚇又は武力の行使は……永久にこれを放棄する!」って、放送部仕込みの無駄にいい滑舌で読み上げましたよ。隣でホソヤさんがルーズソックスを揺らしながら「そう、戦争放棄ね!」って棒読みで被せてくるシュールさ。これ、もはや前衛芸術ですよね。
助手
ルーズソックス姿の魔女ホソヤさんに、憲法を読み上げる魔女つむらさん……。ビジュアルが強すぎて、桃太郎のにしもとくん達が完全に食われてますね。
森本
トミヨシさんの赤ずきんがオオカミを抱き伏せて、僕が憲法を唱える。これを見せられる文化祭の観客が一番の被害者ですよ。でも、ホソヤさんが可愛いからって「幕を下ろせばいい」って言った自分の自暴自棄さには、ちょっと反省しています。
助手
いや、その投げやりな感じがこの物語の味ですよ!本番で誰かから「つむらー!」って声が飛ばないか心配ですが……次回の稽古も波乱の予感です!

 

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ちょっと小説書いてみました。全部フィクションです!!

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つむらさん、ちゃんと続き書いてくださいよ~!!

つづく。(たぶん)

 

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感想を個人的にまとめた日記・小説になります。物語はフィクションです。

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