つむらの自腹です

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神戸はなぜ光熱費が安いのか?【自由研究】

都市別光熱費ランキング【光熱費まとめ】

 

今回は政令指定都市のランキングをまとめてみました。

 

目次

 

 

 

政令指定都市とは何?

政令指定都市とは、日本の地方自治法第252条の19第1項に基づき政令で指定された地方公共団体のことを言います。

簡単にまとめると「人口が50万人以上なおかつ政令で指定された市」になります。

 

 

 

 

 

都市別光熱費ランキング

総務省統計局が発表した政令指定都市別(2020-2024年平均)家計調査をまとめてみました。

(総務省統計局二人以上の世帯・品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング (2020年(令和2年)~2022年(令和4年)平均)より引用)

 

電気代出費トップ10都市ランキング

電気代全国平均134,664円に対し

富山県は184,800円。

福井市は183,735円となっています。

 

 

電気代出費の少ない都市ランキング

電気代出費ランキングの52位=電気代出費少ない都市順として言い換えると、

神戸市は1位101,448円。

北九州市は2位115,259円。

京都市は8位の122,784円となりました。

 

 

 

電気消費量トップ10ランキング

全国平均4783,907kWh

福井市は7462,822kWh

富山市は7410,276kWh

 

 

電気消費量少ない都市ランキング

電気消費量ランキングの52位=電気消費量少ない都市順で言い換えると

神戸市は1位3706,879kWh。

京都市は11位4361,687kWh。

 

 

 

 

都市ガス消費トップランキング

全国平均37,175

大阪市は1位68,195円。

神戸市は11位の56,990円。

 

 

 

上下水道料金トップ10ランキング

全国平均63,495円

山形市93,007円

大津市78,206円

奈良市76,920円

 

 

上下水道料金少ない都市ランキング

上下水道使用量ランキングの52位=上下水道料少ない都市として見ると、

2位大阪市47,656円

4位神戸市49,819円でした。

 

ランキングを見てみると、

電気料金、ガス料金、水道料金が高い地域は出費が高い傾向にあります。

特に北陸電力エリアの都市は電気料金・電力使用量も高い傾向が出ています。

(富山市、福井市、金沢市など)

都市ガス使用量は都市ガスが整備されている都市が高い傾向があります。

水道料金は地域の上下水道料金(地域差)が反映されています。

 

 

 

 

平均すると「神戸の光熱費が低い」

電気料金少ないランキング、神戸市は1位で101,448円。

電気消費量少ないランキング、神戸市は1位で3706,879kWh。

都市ガス料金ランキング、神戸市は11位の56,990円。

上下水道料金少ない都市ランキング、神戸市は4位49,819円。

 

出費高いランキング順では神戸市は中の上くらいの出費。

出費少ないランキングでは神戸市は1-4位を占めます。

大阪市と神戸市を比較すると電気ガス水道だけで年間約4万円差が出ます。

京都市と神戸市を比較すると電気ガス水道だけで年間約4.2万円差が出ます。

 

比較的出費が少ない都市「神戸」とみることができます。

(言い換えると光熱費の安い都市=住みやすい都市とも言えます)

 

 

 

 

 

なぜ神戸市民は光熱費が安いのか?

なぜ神戸市民は光熱費が安いのか?簡単にまとめてみました。

 

・震災経験者が多く、節約意識が高い。

・水道料金の値上げがほどんどなかった。

・関西電力エリアで値上げの影響が少ない。

・マンションが多く、断熱性が高い。

・海・山林が多く気候変動が少ない。

以上のことが言えます。

 

ひとつひとつ見ていきます。

 

 

 

震災経験者が多く、節約意識が高い。

1995年に発生した阪神淡路大震災。

県内の小学校や学校では「震災教育」があり、防災・減災意識の向上教育に触れる機会が多くあります。そのため、電気ガス水道が使えなかった経験や話を聞く機会が多く、

「節約意識が高い」と考えられます。

 

 

 

 

水道料金の値上げがほどんどなかった。

神戸市の水道水は「淀川水系」の水が入っています。

(神戸ウォーターではないんです。。。)

明治-昭和に水不足で悩んでいた神戸は「ダム建設」「淀川から取水」(阪神水系から水を確保)等で水量を確保しました。

そのため現在では、水量が安定しており、水道料金の値上げも少なく、比較的安い水道水を利用できます。

 

神戸市水道局HPより。

水源に恵まれない神戸市では、1日に必要な水量の4分の3を琵琶湖・淀川を水源とする阪神水道企業団から購入。

とあります。神戸の水は琵琶湖・淀川の水です。

ちなみに京都市の水道代は64,570円。神戸市は49,819円ですので、差が出ています。

 

 

 

 

関西電力エリアで値上げの影響が少ない。

関西電力エリア管内なので値上げの影響を受けにくくなっています。

直近、関西電力は電気料金の値上げを表明していません。

そのため電気料金が上がっていません。

 

 

 

 

 

マンションが多く、断熱性が高い。

平野が少ない神戸。マンションが多いです。

タワーマンション建設が一時期増え、市が条例で規制する状況にもなりました。

そのため、一戸建て住宅より「断熱性の高いマンション」が多い都市にもなっています。

マンションデータサービスより引用。

神戸市内には2612件のマンションがあるようです。

 

 

 

 

海・山林が多く気候変動が少ない。

暑い夏は六甲山が熱を吸収。海風、六甲おろしで都市部に熱気が溜まりにくい地形です。ヒートアイランド現象も少なく、温暖で穏やかです。

寒い冬は太陽光が当たりやすく、地熱の影響(六甲山)もあり、比較的温暖になりやすいです。

 

温暖でおだやかな神戸の気候 | 神戸っ子

 

比較的温暖な気候のため「エアコン・ガス暖房の使用が少ない」といえます。

 

 

 

 

神戸市民はなぜ光熱費が安いのか?【自由研究まとめ】

・総務省統計局発表の都市別光熱費をまとめてみました。

・比較的、神戸市の光熱費が安い傾向でした。

・気候が温暖、エアコンガス暖房の使用機会が少ないと考えられます。

複数要素ありますが、光熱費が安くなる条件が多いと感じます。

 

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確かに、エアコンの使用が減っていますね・・・。(元大阪市民)

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つむらさん、もともと大阪出身なんですね~!!

おしまい。

 

※記事の内容は執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

※感想を個人的にまとめた内容となっております。

感想を個人的にまとめた日記になります。神戸市に住むことで光熱費が安くなることを保証するものではありません。毎回、イベント・インシデントが発生する事を確約するものではありません。サービス・商品の機能を著しく低下させる目的で記事は書いておりません。

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