
異世界転生したら1996年の男子高校生だった?ーつむらじゃないんですが?31ー【小説ライトノベル】
ライトノベル(小説モノ)を書きたくなったので書いてみました。
目次
夏休みが、音を立てて崩れ去ろうとしていた。
孤独の導線、最後の戦後処理
登山という名の「大名行列」ならぬ老人会を終え、郵便配達という「赤い要塞」での行軍も回数を減らした僕は、ひたすら机に向かっていた。
宿題という名の「戦後処理」だ。
ゴールデンウィーク、この部屋にクラスメイトがなだれ込み、阿鼻叫喚のダラダラ時間を過ごしたのが遠い昔のように思える。
結局、一人の方が捗る。僕の人生は、いつだってシングルタスクに最適化されているのだ。
ふと、郵便局での日々を思い出す。
時給750円の労働環境において、異性との交流などという「ボーナスステージ」は存在しなかった。
内勤には女子短大生もいたが、彼女たちの視線は常に、正規職員という名の「騎士(ナイト)」たちに向けられていた。
僕はただ、ルートという導線をなぞるだけの、赤い歯車に過ぎなかったのだ。
「……さて、寝るか」
僕は、重いカバンに宿題という名の戦果を詰め込み、眠りについた。
登校路の軍勢
翌朝。私鉄の車内には、他校の女子生徒たちの姿があった。
まだこの時点では、世界は平和だった。
途中駅で乗り換え、最寄り駅のホームに降り立つ。そこからは、いつもの登校路だ。
「よお、つむら! 先に行くぜ!」
背後から、ノムラくんの自転車が風を切って僕を追い抜いていった。
さらに歩を進めると、前方に「にしもと・カワニシ」という、夏休みに地域統一を果たした不届きな?カップルの背中が見える。
僕は無心で、郵便配達で鍛えた「最短歩行導線」を駆使して、彼らを一気に抜き去った。
視線を合わせる必要はない。僕の目的地は、教室という名の本陣だけだ。
聖域の陥落、ルーズソックス教の猛威
教室の扉を開ける。
「おはよ、ノムラくん」
「うーっす、つむら。おはよ」
ノムラくんと短い挨拶を交わし、僕は登校してきたホソヤさんへ視線を向けた。
「おはようございます、ホソヤさん」
「おはよう、つむらくん」
……? 違和感。
ホソヤさんの足元。そこには、夏休み前にはなかった「連邦の新兵器」が渦巻いていた。
ルーズソックス。
一夏の経験が、彼女を白く染めたのだろうか。
ルーズソックスを装備した彼女の口から出るその名前(つむら)は、以前よりずっと凶暴な響きがした
視線を巡らせる。登校してきたモリモトさんも、ルーズソックス。
そして、僕の「最後の砦」であったナカサカさんまでもが、そのボリューム満点の白い布に足首を委ねていた。
「……嘘だろ」あの、安達祐実に似た素朴で純粋なナカサカさんまでも連邦の新兵器を手に入れて、装備している。同情するならルーズソックスをくれと他の人から貰った可能性も否定出来ない。もはやこの教室に、僕の知る『古き良き領土(紺ソ)』は残っていないのか
夏休み。僕が山を登り、名水を汲み、時給750円で大阪の路地裏を駆け巡っていた間に、世の中では何が起きていたのか。郵便配達のルートを制覇したはずなのに、教室の流行(トレンド)という名の迷路で遭難した
ルーズソックス教という名の未知のウイルスが、クラスを完全に制圧していた。
紺ソックスという名の「素朴なプラチナ」は、一夏のうちに、ホイップクリームのような白へと書き換えられてしまったらしい。
二学期初日。僕の戦場は、早くも絶望の色に染まっていた。



教室全員が連邦の新兵器、いや新たな宗教に加入。ルーズソックス教。






ちょっと小説書いてみました。全部フィクションです!!

つむらさん、ちゃんと続き書いてくださいよ~!!
つづく。(たぶん)
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感想を個人的にまとめた日記・小説になります。物語はフィクションです。
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