オリックスの投資戦略と日経平均株価採用の影響

日経平均株価にオリックスが採用【投資】

今回は投資についてまとめてみました。

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日経平均株価にオリックスが採用【投資】

日経平均株価、新生銀行とオリックスを入れ替え

［東京　１日　ロイター］ - 日本経済新聞社は１日、日経平均株価の４月４日の算出から、構成銘柄にオリックスを採用すると発表した。新生銀行と入れ替える。

新生銀と同じ金融セクターで未採用の高流動性銘柄としてオリックスを採用した。株価換算係数は１とする。

東京証券取引所による市場区分見直しに伴い、新生銀はプライム市場でなくスタンダード市場を選択しており、構成銘柄の対象でなくなる。

（ロイターより）

2022年3月1日、日経平均株価から新生銀行を外し、

オリックスを採用すると報道がありました。

新生銀行は市場区分をスタンダード市場を選択しており、

代わりに同じ金融業界のオリックスが日経平均株価に採用されます。

（実際計算される日時は2022年4月4日から）

なぜ新生銀行が日経平均株価から除外されたのか？

新生銀行はSBIホールディングスからＴＯＢ（株式公開買い付け）をされ、

株式の流動性が悪くなり、東証プライム市場に上場維持できず、

スタンダード市場を選択することになりました。

新生銀、新市場区分で「スタンダード市場」を選択流通株式比率低下 | ロイター

(ソース　ロイターより)

また、公的資金を完済していない銀行としても話題に出ており、

政府からも「見離される」ような結果となりました。

www.itmedia.co.jp

（itmedia より）

日経平均株価とは？

「日経平均」とは、日本経済新聞社が東証1部に上場する企業の中から業種等のバランスを考慮して選んだ、日本を代表する225社の平均株価です。「日経平均株価」「日経225」などと呼ばれることもあります。

「日経平均が上がっていれば多くの企業の株価が値上りしている」、「日経平均が下がっていれば多くの企業の株価が値下りしている」という見方ができ、株式市場全体の大まかな値動きを把握することができます。

このため注目度が高く、テレビのニュースなどで「今日の日経平均は○○○円でした」というように紹介されることも多々あります。

松井証券HPより。

日本を代表する企業225社の平均株価です。

日本経済新聞社が選択した企業の平均株価になります。

日経平均株価に採用されるとどうなる？

日経平均株価に採用されると、

株価が上昇する傾向があります。

日銀が日経平均株価のETFを買っているため、

日経平均株価に連動した値動きになると考えられます。

また、過去の論文を見てみると、

神戸大学岡田氏の論文

日経225構成銘柄入れ替えにおける株価動向と
トレーディングシミュレーション

https://www.saa.or.jp/journal/prize/pdf/2004okada.pdf

銘柄入れ替えの発表というイベントが毎年のように行われているにもかかわ
らず、株価の予測可能性を示す点である。除外（採用）銘柄は発表日の翌営業日に大幅に下落（上昇）し、数日間下落（上昇）し続けた後ある水準で安定し、その後発表前の水準には戻らない。このパターンは過去11年間変わっておらず、この予測可
能性を利益に結び付ける裁定取引戦略も安定的に収益を上げているのである

と結論に書かれています。