
異世界転生したら1996年の男子高校生だった? つむらじゃないんですが? 第16話
ライトノベル(小説モノ)を書きたくなったので書いてみました。
目次
湿った熱気と、借りたもの
体育の授業が終わり、着替えを終えたクラスメイトたちが教室に戻ってくる。
窓の外では相変わらず夏の太陽が容赦なく照りつけ、教室内の空気と、運動直後の熱気が混ざり合って妙な匂いがしていた。
僕は自分の席で、わざとらしく次の授業の準備をしていた。
だが、意識の半分以上は、後ろのドアから入ってくるであろう「彼女」に向いていた。
「……もりもとくん、これ」
不意に、上から声が降ってきた。
見上げると、そこにはセーラー服に着替えたモリモトさんが立っていた。
さっきまでのピチピチ姿とは違い、いつもの少し余裕のある制服姿、いや迷彩服。だが、一度知ってしまったその「中身」の輪郭が、僕の脳裏に焼き付いて離れない。
彼女の手には、僕の体操服があった。
移り香
「ありがと。ホント助かったよ。あの先生、マジで厳しいから…」
モリモトさんはそう言って、小さく笑った。
「体操服、洗って返すね。」とセーラー服の上から体操服を当てて、ニコッと微笑む。
その瞬間、鼻腔をくすぐったのは、部室のような汗臭さ……ではなかった。
制汗剤のシトラスの香りと、それとは別に、もっと甘くて柔らかい、彼女自身の体温が混ざったような不思議な匂い。
「……あ、うん。いいよ、別に洗わなくても。」
素っ気なく返してしまったが、「洗って返すね」と彼女。手元にあった自分の体操服はまだ彼女がさっきまで着ていたという「温もり」が微かに残っているまま、僕の手を離れた体操服は、彼女の鞄に吸い込まれていった。それは今日、彼女の家に行くことになるんだ。。。
あの限界まで引き伸ばされ、僕の苗字を歪ませていた布。
それが今、彼女のカバンの中に収まっている。。。。
迷彩の裏側
「あ、そうだ。また忘れたら貸してね?」
彼女はいたずらっぽくウインクすると、自分の席へと戻っていった。
トミヨシさんとカワニシさんが「モリモト、似合ってたよ(笑)」なんて茶化している声が聞こえる。
僕はモリモトさんと話す緊張感とニヤケを押し殺して、席に着いた。
彼女の家に行くことになった体操服を思いながら、席に着く。
「……つむらー、ニヤけてんぞー」
「……なかやまくん、うるさい」
なかやまくんの揶揄を適当に受け流しながら、あの「迷彩」を脱ぎ捨てた瞬間の彼女の姿だけは、この夏の記憶として、消えずに残り続ける確信があった。







ちょっと小説書いてみました。全部フィクションです!!

つむらさん、ちゃんと続き書いてくださいよ~!!
つづく。(たぶん)
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